元気配信のはじまり
東日本大震災のあと、日本は完全な自粛ムードでした。
金があるやつは金を出せ。
知恵があるやつは知恵を出せ。
何もないやつは元気出せ。
ラジオから流れたこの言葉に、ひとりのランナーが動き出しました。
2011/4/3
震災後、おそらく最初に開催されたスポーツイベントであるKFCの第13回青梅高水山トレイルランで、胸に「元気配信」の文字を書いて走ります。
当時の世の中は何につけても自粛ムード。
でも、こういう機会にこそ元気な人から元気を出さなきゃ!
その姿を見て、また元気を出してくれる人が増えるかもしれない。
そんな想いを、手書きの文字に込めて・・・・。元気配信のはじまりです。
当日の出場者2000人弱の中では、ほんの小さなことだったかもしれません。でもたくさんの方が「それいいね!」と声をかけてくれました。自粛ムードの中、勇気を出して大会に出場した方々が元気を受信してくれました。
2014/3/12
KFC大西代表から、「元気配信」を大会ゼッケンに入れたいと連絡をいただきました。震災から3年という時間が経って、被災地への想いが希薄になってきているというこの否めない事実を踏まえて、もう一度みんなで思い出し、考える機会にしたいと。大西代表もあの日、元気を受信してくれた一人です。もちろんOKしたのは言うまでもありません。
【 元気という言葉 】
あの日、日本は大ケガを負いました。その大ケガは、まだ癒えていません。
東日本大震災の被災地に限らず、毎日のように悲しいニュースが流れているのが現実です。だから、今からでも。
元気を出そう。
みんなで元気を出し合おう。
元気を、気持ちを、みんなに伝えよう。
震災復興の意識から生まれた「元気配信」ですが自然災害だけに限りません。あの日、ひとりのランナーが想いを込めた「元気配信」の旗印を作りました。
一緒にやろうぜ!の呼びかけ
がんばって!の激励
ありがとう!の感謝
気を付けて!の気遣い
大事に思ってるよ!の愛情
オレ、がんばるぜ!の決意
「元気」は、いろいろな「気持ち」がこもった魔法の言葉。
あなたも自分にとっての「元気」を配信しませんか?
あなたの「元気」は魔法です。世界に魔法をかけられる日もそう遠くないかもしれません。まずはあなた自身に、元気配信。