​ (c) 「元気配信」実行委員会. 2014

言いだしっぺの裏話。 ~走るマイケルジャクソンの誕生~

 

「元気配信」のはじまりには、いろんな、いろんな葛藤がありました。

 

震災直後の、あの自粛ムード。

被災地から遠く離れた東京で、あらゆる活動を自粛することが本当に被災地のためになるのか、疑問に思った人はたくさんいたはずです。

でも、何をしたらいいか、誰もわかりませんでした。

 

金があるやつは金を出せ。

知恵があるやつは知恵を出せ。

何もないやつは元気出せ。

 

ラジオから流れたこの言葉、まったくその通りだと思いました。

2011/3/19、僕はラン仲間を誘って皇居10周50kmを走りました。

胸と背中に「元気発進」と書きました。

僕にはお金も知恵も何もないから、元気を出すことを宣言するためでした。

しかし、意を決して出かけた皇居は、東京は・・・。

土曜日とは思えないほどの、人っ子一人いない静けさでした。

宣言を伝える相手すらいない状況に、こんなんじゃいけないと感じました。

 

そして2011/4/3青梅高水山トレイルラン大会で、大好きなマイケルジャクソン「ビリージーン」の衣装で30kの部に出場することを決意。

 

もしマイケルジャクソンが生きていたら、世界中から有名アーティストを集めて、絶対 We Are The World のようなことをまたやってくれてたよ!

だからオレがマイケルジャクソンになる!

 

前の晩は、すごく悩みました。

こんな時期にマラソン大会、しかも仮装なんて何考えてんだ!というお叱りの声もあったかもしれませんが・・・

 

決して、ただ浮かれてるだけじゃない。

目立って、そこにメッセージがあれば、それを見て、感じてくれる人が増えて発信源になる。

当時の世の中は何につけても自粛ムードでしたが、こういう機会にこそ元気な人から元気を出さなきゃ!その姿を見て、また元気を出してくれる人が増えるかもしれない。

 

そんな想いだってことを、誰かに説明する機会も手段もない、ブログもツイッターも何もやっていない今どき珍しいほどアナログ人間なので、ただの浮かれぽんちだと思われちゃうかなぁ・・・と、心配で仕方がありませんでした。

でも実際は、多くの人が「それいいね!」と声をかけてくれました。みんなが何かをしたかったんだと思います。

苦渋の決断で大会を中止し、その資材を被災地へ提供した大会も多数ありました。

いち早く開催を決めたKFCの判断もすばらしかったと思います。

何でも「動く」って大変なことなんです。

もともとは「元気発進」でした。

2011/4/3 青梅高水山トレイルラン。スタッフや選手多くの方々に声をかけていただきました。

2011/4/29 チャレンジ富士五湖112k。

Heal the world、世界を癒そう。

2011/3/11、日本は大ケガを負いました。

 

ケガを治すには、安静にして様子を見てるだけじゃダメだろう。

薬をつけるだけでもダメなんだよ。

ケガを回復させるためには、たくさん食べて、栄養をつけて

きれいな栄養満点の血液を身体中に流して

細胞から元気にしないとなかなか治らないんだよ。

 

震災後のある日、兄がこう言っていました。なるほどと思いました。

自粛しているだけじゃダメなんです。

一時的に義援金などのお金をお渡しするだけじゃダメなんです。

気力やチカラが湧いてくる生活を取り戻すのが本当の回復なんですよね。

初期段階の手当てはもちろん大切。

でもこれからは、一時的な手当ではなく、みんなが力を出し合って疲弊した細胞を回復させる。

そんな段階に入ってくるんだなと思いました。

それには何が必要なのか、自分たちに何ができるかを考える段階に・・・。

 

日本の大ケガは、まだ癒えていません。

東日本大震災の被災地に限らず、毎日のように悲しいニュースが流れているのが現実です。

 

 

 

元気を出そう。

 

みんなで元気を出し合おう。

 

元気を、気持ちを、みんなに伝えよう。

 

 

 

震災復興の意識から生まれた「元気配信」ですが、震災復興だけに限らない、

そんな意味も込められています。

 

でも、僕も毎日マイケルジャクソンにはなれません(笑)

そこで、あの日の想いを込めた魔法の応援グッズを作りました。

この応援グッズを見て、マイケルジャクソンの魔法を思い出してもらいたい。

そしてぜひ応援グッズを着けて、あなたの元気をお裾分けしていただけたらと思います。

 

まずは自分が元気になること。

それから、周りに元気を配信すること。

「元気を出す=がんばる」ではないんです。

 

 

がんばらない。

 

ムリしない。

 

さからわない。

 

 

僕のマラソンの師匠、小松氏の座右の銘です。

僕は走って、足でコツコツ、がんばり過ぎない小さな「元気」を配信していくつもりです。

 

 

走るマイケルジャクソン

上原 良文    

 

2014/5/18 に開催された鯖街道ウルトラマラソン。

小松師匠が元気配信、見事完走です。