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201509-3

【活動状況 2015年9月 No.3】

被災地視察に行ってきました。

仙台からバスで、名取市閖上地区、東松島市宮戸地区、野蒜地区、塩竃市松島、石巻市門脇地区へ連れて行ってもらいました。

2015年9月27日(日)
第1回けっぱれ東北!震災復興チャリティマラソンin仙台港の翌日。

大会主催の被災地視察ツアーに参加しました。

ちょっと長くなりますが、どうぞお付き合いください。


震災の年の6月、岩手県宮古市を訪れて以来だったので、場所は違うけど今回はどうしても行きたかった。あの時は町中の傷がまだ生々しかった。イイ歳こいて怖くて、資料写真すら撮れなかった。息が止まりそうだった・・・。


あれから4年半。東北はどうなっているんだろう?
まだ怖くもあり、期待もありながら視察バスに乗り込む。
今回視察させてもらったのは、宮城県名取市閖上地区、東松島市宮戸地区、野蒜地区、石巻市門脇地区。
いずれも毎日のようにニュースで地名が読み上げられていた、甚大な被害が出た地域ばかりだ。

パッと見、どこの町も、だいぶ片付いてはいた。
道路も電車も、かなりのエリアで開通していた。
だけど・・・
何て言えばいいんだろう。
「何もない」更地。
工事が行われている箇所もあるけどそれはほんの一部で、果てしなく、果てしなく静かな土地が広がっていた。
そして、何かが決定的に足りない。

 

秋空の青がとてもキレイで、緑の中に工事現場のコーンの赤が変によく映える。
緑のエリアはただの緑ではない。

かつて建物が建っていた土台の部分を覆い隠すほど伸びた雑草が織り成す色だ。
そして、かさ上げ工事用に積まれた土の茶色がかなりの面積を占める。

細く残った土の道は、ただの茶色ではない。片付けきれなかった小さなガラスや茶碗の欠片、小石や何かの金属片がたくさん混ざったまま踏み固められていて、少し白い。


外観はそのままで、1階部分だけぶち抜かれたように何もなくなっている家屋がたくさんある。

門脇地区の称法寺は衝撃的だった。遠くから見ると「ああ、この立派なお寺は無事だったんだ、よかった!」と思えたが、近づいてみると中は空洞に近い。柱と屋根があるだけだ。倒れてしまった墓石を集めた裏庭は、墓石の墓場のようだ。
旧野蒜駅にあった津波到達地点の表示は3.7m。170cm近い私の身長の2倍を優に超える高さだ。

こんなの、到底逃げ切れるものではない。
途中で乗車したJR仙石線の窓からは、屋根まで泥をかぶったことがハッキリわかる住宅も見えた。

 

いろんな大切なものが失われ、あるいは大きく形を変えてしまったのだろう。
変わらないのは、もしかしたらこの空の色だけかもしれない。
心が震える。
空気がキレイすぎて、背の高い建物がない分、空や海や空き地が広く広く感じられる。
足りないのは、たぶん音だ。生活音。そして人の気配が極端に少ない。

 

人間には五感がある。動物やヒトが外界を感知するための視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚だ。最近ではそれをこえる第六番目の感覚・第六感(シックスセンス)なんていうのもあるらしい。いわゆる予知・予感というやつだ。
だけど、人の感覚ってそれだけじゃないと思う。
いくら映像を見て、録音した音声を聞き、再現されたものを触って、再現された臭気を嗅いでも、感じられないことがある。「空気を感じる」と言えば、もしかしたら一番近いかもしれない。

 

現実を、現状を知ることは大切だ。
それも自分自身の目で見ること。
だいぶ時間は経ってしまったが、写真では伝わらない、あまりにも広範囲であまりにも深かった被災地域の試練を、今からでもぜひ自分の目で見るべきだと思う。
ネットやテレビで見た知識は時間が経てば忘れてしまうかもしれないけど、自分が現地で感じた「生の空気」や「その場の気配」は、きっと一生忘れない。

 

今回の視察では、通常の観光地じゃない甚大な被害が出た地域ばかりを回ってくれた。かさ上げ工事が日々進んでいる関係で、予定していたルートが通れなくなっていたりする。地元の情報やご協力なしで、自分だけではなかなか行けない。
ガイドさんも地元の方で、いろんな話をしてくれた。現地の風景を見ながら、実物を見ながら聞く話ほど沁み入るものはない。


彼女はこんな風に言っていた。
「被災地の復興は残念ながらまだまだです。だけど、少しずつ少しずつ進んでいます。東北の人は我慢強くて、助けてほしいとなかなか声に出して言わないけれど、今なおずっと、がんばっています。だから、この震災を忘れないでください。1度と言わず、2度3度と、復興していく町の姿を見に来てください」

 

視察で立ち寄った閖上港の朝市は、ちょっと様子が違っていた。
この地区のどこにこんなにたくさん人がいたんだろう?と思うほどの賑わい。近隣の町から来ている人もいるかもしれないが、子どもやワンコ連れのご家族も多く、買った魚介類をその場で焼いて食べる網焼き場は満席だ。青果の競りもやっている。たくさんの買い物客が集まっていて、パンパンのレジ袋を両手にぶら下げて帰っていく。駐車しきれないほど車があふれ、ある意味町中の、仙台駅よりホントの活気があるように見えた。生きているという活気が・・・
実は正直言って、被災地の今をかなり悲観していたのだが、この朝市の光景を見て気持ちが救われた。

ちょっと涙が出てしまった。
そうだ、きっとこれが本来の姿なんだ。

少しずつ日常を、元気を取り戻してきている。取り戻そうとみんなががんばっている。
いずれこの活気が、県内全域に、東北全体に戻ることを願わずにはいられなかった。

 

東京から東北へ行くのは時間もお金もかかるし、現地でのボランティア活動もいつでも誰でもできるものではない。
いま現地でどんな支援が必要とされているのかもよくわからない。

だけど、何かしたいと思っている人はたくさんいる。
私もその1人だ。
その「何か」を見つけたくて、被災地に関わる活動を続けている。
微力ながら、それが応援につながると思いたい。
細く、長く、しつこく。

 

観光地としての華やかな部分を訪れるのではなく。
いやもちろん、観光地としての東北が素晴らしいことも知っていますが、震災の事実を知り、被災の状況を知ったその上で、東北を訪れたい。
「観光客」ではなく、毎年とは行かなくても復興を応援し見守る「旅行者」がいてもいいんじゃないか。

被災状況を他人に知ってもらうには、写真を展示したり遺構を残したり、地元の人にとっては辛いことかもしれないが・・・

 

こんな貴重な機会を作ってくださった「けっぱれ東北!震災復興チャリティマラソンin仙台港」の主催元グッドスポーツさん、声をかけてくださった山田代表に感謝します。
こういう機会があったら、ぜひまた参加したいと思います。

 

マイナンバー制度の施行が取り沙汰されているけれど、こういうことに使えないのかな?
支援を受けたい人、支援をしたい人の交通整理に使えないのか。
国の制度って、お金かけて作って大掛かりな割に単一用途にしか使ってなくて、ホント無駄が多い気がする・・・。

201509-2

【配信状況 2015年9月 No.2】

けっぱれ東北!震災復興チャリティマラソン

宮城県多賀城市で開催された震災復興チャリティマラソンに参加して、元気配信してきました!
つないでもつないでもマイケル!

 

2015年9月26日(土)。
第1回 けっぱれ東北!震災復興チャリティマラソンin仙台港 に行ってきました。


この大会は東日本大震災復興支援ラン実行委員会の山田代表が、3.11以降ほぼ毎月2回、都内で開催している復興支援ランの大会を、いつか故郷の東北で開催したいという願いを実らせた大会です。
開催が決まったとき山田代表から、ぜひ開会式でパフォーマンスをして大会を盛り上げてほしいと、走るマイケルジャクソンUMJに連絡をいただきました。本当に光栄です(T_T)

 

マイケルジャクソンと言えば、ダンスや楽曲の素晴らしさは、みなさんご存知の通りだと思います。

KING OF POP。人類史上最も成功したエンターテイナーとしてギネスにも認定されています。

ですが、それだけではありません。世界一多くの寄付をし、世界一多くのチャリティ団体を支援したポップスターでもあるのです。

We Are The Worldという曲をみなさんもご存知でしょう。世界のどこかで震災や痛ましい事件が起こるたびに、マイケルは素晴らしい楽曲を作り、地球を癒すために力を尽くしていました。

そのマイケルジャクソンの遺志を継ぐ、彼の永遠のファンが世界中にいます。もちろん日本にも!

走るマイケルジャクソンUMJもその中の1人です。

 

でも走るマイケルジャクソンUMJは、走ることは得意ですがステージパフォーマンスの方はまだまだ・・・(^^;;
そこで、昨年から仲良くしていただいているアースデイwithマイケルのやもさん、けいちんに相談したところ、快く巻き添えになっていただけることになったのです。仙台のマイケル仲間Ttmj仙台のみなさんも協力してくださって、総勢20名を超える大マイケルジャクソン軍団となって参加することができました(^o^)/


朝のうちはあいにくの雨。ほとんど水たまりになってしまった芝生の公園でしたが、チビッ子マイケルたちも元気に参加してくれました!
2回のステージを通じて、マイケルの魔法と元気を、会場に、仙台に届けることができたのではないかと思います。

ダンスとマラソン。仙台と東京。

震災復興という願いのもとに、異なる世界のマイケルたちが力を合わせる貴重な貴重な機会となりました。


UMJが思い描いていた「つないでもつないでもマイケル」駅伝も、大盛り上がりの中、完走することができました!!

みんなの願いを込めた特製のタスキをかけ、何周走っても中継所では次のマイケルが待っててくれる。コース上のあちこちでマイケルコールが湧きおこり、たくさんのマイケル仲間が応援してくれるという、夢のようなリレー駅伝でした。
協力してくださったみなさん、マイケルたちを応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
また機会があったら、ぜひみなさんの想いを、元気を、持ち寄りましょう!


マイケルは、3.11を忘れません。

201509-1

【配信状況 2015年9月 No.1】

多摩川源流トレイルラン

多摩川源流トレイルランに参加して、元気配信してきました!
多摩川の源流を満喫!

 

2015年9月13日(日)

ほどよいうす曇りの秋空の中。
走るマイケルジャクソンUMJ、世を偲ぶ仮の姿で多摩川源流トレイルランへ行って参りました!

キレイな水があるからこそのワサビ田、巨木の森とふかふかのトレイル、山梨のブドウを出してくれるエイドなどなど、多摩川源流をたっぷりマンキツできるコースを楽しめましたでしょうか?

 

今回は小菅の湯の隣に建設中だった道の駅が完成していて、参加するランナーさんだけじゃなく

ご家族連れの観光客やツーリングに来ているライダーさんでなかなかの賑わいです。

本格的アスレチックはもともとあったのですが、小さなボルダリング施設が増えてて、これはもう子どもたちにはタマランですね!!

 

参加賞渡し窓口の隣で、今年も元気配信グッズのブースを出させていただきました。

「ラン仲間から元気配信ステッカーをプレゼントされたことがあったんだけど、今日初めて本物に遭遇したよ!

また他の友達へのおみやげにするよ」とお買い求めくださった方もいました。
こういう輪が、じわじわ広がるんだなーと、ちょっとうれしくなったり。

 

東日本大震災も大変だけど、茨城の鬼怒川氾濫もひどかったからボランティアに行ってあげようと思ってるんだよね、という方もいました。
まったく、おっしゃる通りです。

ホントに日本中が被災地だらけです(T_T)

 

だからこそ。

元気な人が元気を出さなきゃ。

そして、続けていかなくちゃ!と改めて思いました。

 

大会の方は、いつもお世話になっている栗原孝浩さんが足を攣りながらの入賞あり、Ryokoさんの優勝あり、

前橋トレラン部&青梅トレラン部のみなさんとも合流して、もう盛りだくさんな楽しさ~♪

R×L丹下さん、アイドル犬ずぅこちゃん、ずぅこちゃんのママ、ママのママ(笑) 1日ありがとうございましたww

一緒に元気配信してくださったみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

 

走るマイケルジャクソンは、これからもコツコツ元気を配信して行きます!アォっ(^0^)//

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